2013年06月21日
本展アドバイザーの原久子氏から、今回の公募部門について講評が届いています。
原久子(HISAKO HARA) 本展アドバイザー 大阪電気通信大学教授 |
ホワイトキューブでの作品発表とは異なり、六甲山という場と、どのように向き合うかが大切なポイントです。多くの方がその点をよく理解して応募して下さり、アプローチの仕方は違っていても、考えてもらった各プランがこのイベントの産物とも感じました。
初回参加者の「いおりてん」に見られるようなリサーチ型の作品プランはそれ以降少なかったものの、今回はパフォーマンスの要素を含む参加型作品も含まれています。作品のバラエティや新たな発見を求めるのは欲張りかもしれませんが、山での一日を楽しく過ごすためにはそういった視点は必要です。六甲山でこの作品が見られたらワクワクするだろうな、と思わせるプランが選考されました。
すでにキャリアのあるアーティストから、高校生まで幅広い層からの応募があり、同じ土俵でいっしょに様々な人たちが切磋琢磨しながら作品を展示することにも皆が一緒に育っていくような意味合いがあると感じております。
(原久子)
原久子(HISAKO HARA)
大阪電気通信大学教授。京都造形芸術大学勤務を経て1997年よりフリーのアートプロデューサー、ライターとして活動。
関西を拠点に国内外で現代アート、映像、メディアアート等の執筆、展覧会・ワークショップ企画など行なう。
共同企画に「六本木クロッシング2004」(森美術館)「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか)など多数。 2005年より現職。
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