2014年11月25日

総合ディレクター　坂本浩章より「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2014」閉幕に寄せて

おかげさまで、１１月２４日（月・休）に「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2014」は閉幕いたしました。

最終日を含む三連休は天候にも恵まれ、多くの方がチラシやマップを片手に紅葉の六甲山を楽しみながら芸術散歩している姿を見て嬉しくなりました。

野外での展示は美術館とは異なり、天候に左右されることも多く、作品にも大きな影響を与えます。

今年は、夏にきた台風の影響で幹線道路が不通になり、会期中も土日や三連休は台風に見舞われて、楽しみにしていただいた方々にご不便をかけた事もありましたが、期間中に何度もアーティストのの方々が作品メンテナンスに来てくださり、会期終了まで万全な展示を心がけて頂きました。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩は、アート作品を通じて六甲山を五感で楽しんでもらいたいという思いで始まりましたが、同時に様々な形でアートと出逢う場所を作りたいと思っています。

六甲山を訪れた方が偶然アートに出逢い、日常生活でもアートに興味を持って、アートは難しくない、苦手ではない、そんな気持ちになって頂ければ幸いです。

今年も招待作家、公募作家、パフォーマンス、ワークショップを合わせ総勢４２組のアーティストが六甲山の秋を盛り上げてくれました。

どの作品も心に残る出逢いばかりで、作品が撤去されていく様子を見ていると寂しくなりました。

いつもの事ですが、「別れがあって出逢いがある。」来年もここでアートが山を染める日が来るまで、皆さんも是非楽しみに待っていて下さい。

最後になりましたが、出展アーティストの皆様、現場関係者、協賛いただいた企業・団体の皆様に心より御礼申し上げます。

２０１４年１１月２５日

坂本浩章