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公募合同下見会レポート

2015年4月4日(土)、5日(日)に公募合同下見会が開催されました。

合同下見会で巡った会場別に、展示場所のご案内と合同下見会当日のキュレーターからの説明を踏まえ、

展示のポイントをまとめました。

詳細は、写真下のリンクをクリックしてください。

 

 

記事一覧

 

1.六甲ガーデンテラス 2.自然体感展望台 六甲枝垂れ 3.六甲有馬ロープウェー
(六甲山頂駅)
4.六甲山カンツリーハウス
 
5.六甲高山植物園 6.六甲オルゴールミュージアム
 
7.天覧台  
       

今年は、「六甲山ホテル」が会場でなくなり、新たな会場として、「旧六甲オリエンタルホテルエリア」が加わりました!

公開に向けて準備を進めている段階のため残念ながら、公募の対象ではありませんが、

招待アーティストによる作品を展示します。

敷地内にある、安藤忠雄設計のチャペル「風の教会」にも作品を展示予定です。お楽しみに!

 


 

1.六甲ガーデンテラス
六甲山頂に近い眺望&夜景スポット「六甲ガーデンテラス」会場。会場は、レストラン、ショップ、眺望スポットが集まる人気スポットです。会期中は、ショッピングやお食事、夜景を楽しむお客様で夜まで賑わっています。
見晴らしの塔前の広場には、招待アーティストによる作品が展示される予定ですが、眺望&夜景スポットの「見晴らしのデッキ」と「見晴らしのテラス」、その他のエリアは作品展示可能です。
 
右の写真:「見晴らしのテラス」。

 

写真上:「見晴らしのデッキ」「六甲おみやげ館」、「フードテラス」の裏手にある眺望スポット。このベンチでは、六甲山にバイクや自転車で来られる方が休憩されていることも。
     

写真左:「見晴らしのテラス」カフェレストラン「グラニットカフェ」の隣にある眺望スポット。参加者の皆さんも景色を写真に収めていらっしゃいました。
写真右:「見晴らしの塔」塔の前の広場は招待アーティストによる展示が決まっていますが、塔内部の空間への作品展示は大歓迎!

     

六甲ガーデンテラスは、山頂に近いこともあり、屋外で展示する作品については「六甲おろし」として知られる強い風への対策が必要です。一方で、昼夜問わず幅広い年齢の人々が集まるエリアなので、パフォーマンスをしたい方にもおすすめ!

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2.自然体感展望台 六甲枝垂れ
三分一博志氏が設計した、「自然体感展望台 六甲枝垂れ」。この展望台は、景色を眺めるだけでなく、六甲山の自然を文字通り「体感」できる展望台です。
受付から展望台までの石畳の道の周囲にも季節毎の花々が植えられていて、四季折々の景色が楽しめます。(合同下見会の時は、スイセンが花開く少し前でした。)

 

写真左:展望台のフレーム。こちらは金属と檜材で組まれているのですが、冬の間は空気中の水分が凍りついて「樹氷(じゅひょう)」が観察できます。このフレームで切り取られた夜景も格別。

写真右:展望台の内部にある「風室」。招待アーティストの作品展示が予定されています。

     
写真左:間近で建物を眺めるフレームなしで景色を楽しめる場所も。また景色の見え方が変わり、とても新鮮!
 
写真右:「氷棚(ひょうだな)」雨水を貯め、冬の寒さを利用して氷を作ります。

ここから眺める景色も、展望台の建物の外側・内側も美しく完璧な調和を見せる展望台。
風室では招待アーティストによる作品を展示予定ですが、これ以外の場所では展示プランを受け付けています。建物との調和、建材の養生など、配慮する点も少なくはありませんが、ここだけの素晴らしい展示が実現できる場所です。

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3.六甲有馬ロープウェー(六甲山頂駅) 

六甲山と有馬温泉を結ぶ六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅。六甲ガーデンテラス、六甲山カンツリーハウス(東入口)から徒歩すぐの場所にあります。有馬温泉帰りのお客様やハイキングの後に温泉に行くお客様も多く行きかう駅。

構内は広いので2~3作品の展示が可能です。昨年の写真も交えつつ説明を。

写真左:六甲ガーデンテラスからの小道にも、2014年は作品を展示しました!

写真右:駅前には六甲ミーツ・アート 芸術散歩の会場を結ぶ「六甲山上バス」が発着します。

     
写真左・右:建物2階のコンコース。有馬温泉と六甲山上を結ぶロープウェーが発着します。行楽シーズンである会期中の週末は長い行列ができていることも。
     

写真左:2階への階段を上り振り返ったところ。左は待合室、正面の窓からは六甲山カンツリーハウス方面が臨めます。

写真右:2階待合室。眺めも良く、ゆったりとロープウェーを待つことができます。


稼動している六甲有馬ロープウェーの搬器(乗り物)部分を除いて、作品プランを受け付けます。
1階、2階ともかなり広いスペースです。また、2階には待合室があり、こちらの窓からのなかなか眺めも良いです!
2014年に
、加藤泉さんの作品を展示した廃線の表六甲線ホームも作品展示ができます。

有馬温泉から六甲山上に遊びに来られるお客様をお迎えする、素敵な作品をお待ちしています。
 

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4.六甲山カンツリーハウス

 

六甲山上のピクニックエリア「六甲山カンツリーハウス」。
冬の間レストランとして営業している「カンツリーグリル」内には会期中、インフォメーションと開発好明さんの作品「未来郵便局」が設置されるので、芸術散歩を楽しむお客さまもとても多い会場です。

 

写真左:東入り口前の池に隣接する石畳のエリア。六甲ガーデンテラスからは、展望リフトで1分のアクセス。もちろん歩いてもすぐの距離です。

写真右:池を反対側から。過去には、開発好明さんの「発泡山」など、水とのコントラストが美しい作品などの展示も。

     

写真左:大芝生。かなり勾配はきつめですが、一番高い場所からの眺めは最高です。

写真左:西入口前の広場。奥に見える赤い屋根の建物はレストランアルペンローゼ。この内部への作品展示も実績あり。

秋は、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」だけでなく、バーベキュー場やピクニック目的でお越しのお客様も多いので、幅広い世代の沢山のお客様に作品を鑑賞してもらい、楽しんでいただける会場です。会場の特性上、園内で元気に遊びまわるお子様も沢山いらっしゃいますので安全面での対策は、作品そのものの設計や設置方法、運用といったあらゆる点で重要になります。

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5.六甲高山植物園
 

珍しい高山植物や六甲山の四季折々の花々を、地形や自然環境をいかした展示で鑑賞できる「六甲高山植物園」。合同下見会の際には、園内の木々の枝も芽吹き始めたばかりでしたが、会期中は緑の景色から紅葉へと移り行く秋を楽しむことができます。

 

写真左:ガラス室。2014年に西山美なコさんの作品展示がされていた場所です。

写真右:園内の木道橋。足元には繊細な植物が展示されているので、この場所には離れた場所から鑑賞する作品がおすすめ。

     

写真左:イベントなども実施される広場。パフォーマンスをしたい方にもおすすめ。

写真左:西入口の映像館とショップアルピコラ。グッズをお持ちの方は、こちらの店舗でも取扱いの検討をいたします。

六甲高山植園内には、樹木や植物といった自然の中での展示が楽しめるとあって、毎年アーティストの皆様に大変人気のある会場です。
見学路以外の場所については、植物の展示エリアであり、何もないように見える場所も後に芽を出す植物が植わっています。このため、植物を傷つけないよう配慮していただいたり、どの場所に何を展示するかについて施設の担当者と入念な調整を行っていただく必要があります。
木漏れ日や葉の変化を利用した作品と移りゆく自然との対比、また木立や植物の間に作品を点在させて
見学路から少し距離を置いて鑑賞する…などの見せ方は、六甲高山植物園ならではと言えるのではないでしょうか。

 

 

6.六甲オルゴールミュージアム

 

六甲オルゴールミュージアム」は、屋内外共に展示が可能な会場です。ドイツ風の建物内には落ち着いた空間が広がり、19世紀から20世紀前半に作られた自動演奏楽器のコレクションが楽しめます。
一方で中庭や植物園からの散歩道、木道橋は四季おりおりの自然の表情が楽しめるエリアです。

 

写真左:木道橋。六甲高山植物園から六甲オルゴールミュージアムに続く木道橋。植物園内の木道橋エリアでは展示が難しい、足元の作品展示もここでは比較的自由度が高いです。

写真右:中庭の池。こちら、去年の写真でごめんなさい。池を使っての展示も「アリ」です。


六甲オルゴールミュージアムで注目したいのが、六甲高山植物園と六甲オルゴールミュージアムを結ぶ木道橋。展覧会会期中には、緑と青空のコントラストが美しい場所で、ご来場のお客様のアンケートでも毎年展示を楽しみにしていただいている方も多いです。
2015年は、館内の空間では招待アーティストによる作品展示が予定されていますので、素敵な中庭や正面玄関前の庭を使った作品プランをお待ちしております。

 

7.天覧台

 

六甲ケーブル六甲山上駅に隣接するビュースポット「天覧台」。昨年8月に、写真の「TENRAN CAFE」がオープンして、エリアのイメージも一新され、ゆったりと滞在される方も増え、人の流れも変わったように感じられます。

TENRAN CAFE内にもギャラリースペースがありますが、こちらは招待アーティストによる展示が予定されています。
屋外エリアは作品プラン受付中!

 

写真左:秋晴れの日の天覧台(資料写真)。眺めの良い日はこのような感じです。この写真は10月に撮影されたもの。

写真右:トワイライトタイム。イルミネーションがつくので、ケーブルを待つ間夜景を楽しむお客さまもたくさん。

     

天覧台はハイキング目的のお客様が休憩を取られたり、ケーブルカーやバスを待つお客様が上がって来られたり、様々な人がいらっしゃる場所です。ここから見る景色は、大阪の湾岸線に沿って海が弧を描き、空と海のコントラストが美しいです。

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