北川 貴好
出展作品
- 作品タイトル amplitude 振幅するかすかな灯り
- 展示場所 C-7 ミュージアムエリア オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲
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作品解説
かつて使われていた電球をつなぎ合わせて作られた大きな球体。
薄いガラス、煌々と光る幾つかのフィラメント。
ゆっくりと明滅しながら暗示するのは、かつて照らしていたであろう街や家庭の空間の記憶です。
急速に変化する価値観の中で失われてゆく白熱電球を見つめてください。
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北川 貴好Takayoshi KITAGAWA
1974年、大阪府出身。東京都在住。
武蔵野美術大学卒業。
主な展覧会歴
2008 | 黄金町バザール |
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2010 | あいちトリエンナーレ |
2010 | 仙台メディアテーク開館10周年全館プロジェクト |
北川氏は、日本の各地で屋外での作品制作を続けてきた。その一方で、彼は屋内での発表にも意欲的に取り組んでいる。そして、屋内外のいずれにせよ、北川氏の作品には共通点がある。屋外の場合、彼は周囲の環境に手を加えたうえで、作品とともに未知なる光景を作り出す。一方、屋内では建物を加工して作品を設置し、空間を一変させる。また、作品を発表する地域の歴史や固有性を読み解き、作品に深みを加える。このように、設置場所そのものを重視するのが北川氏の作品の特徴である。