山本 麻世
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011 公募大賞 特別賞 彫刻の森美術館賞
出展作品
- 作品タイトル ぬえのしっぽ
- 展示場所 E-25 見晴らしエリア 自然体感展望台 六甲枝垂れ
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作品解説
「ぬえ」とはサルの顔、タヌキの胴体、トラの手足、ヘビの尾を持つ、妖怪や物の怪の類いである伝説の生物。
平安時代末期の御所に、夜な夜な現れた「ぬえ」が現代の建造物に持ち込まれ、新たな物語が生まれる。
そして、ここ六甲山で「ぬえ」伝説が歴史に刻まれます。
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山本 麻世Asayo YAMAMOTO
1980年、東京都出身、在住。
主な展覧会歴
2010 | クンストフラーイ (ウェスターパーク/オランダ・アムステルダム) |
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2010 | ヨース 国際芸術際 (ヨース、韓国) |
2010 | シアン美術館 (ヨンチョン、韓国) |
私はいつも変化し続ける場に一時的に滞在しているという意識を常に持っている。私にとって普段与えられる場とは全てが関係し影響しあい、誰も逃れることの できないシステムのことである。私は短期滞在者として日々どのようにしたらこのシステムの一部になり得るのかという疑問を持ち、その場での振る舞い方を考える。それは生命のあるもの無いものに関わらない共存体の関係性や繋がりの存在の断片を少し明らかにするためのものかもしれない。
私は幼いころにやっていたような単純な作業をすることによりその場で切掛けを探し原始的な模様を作り、媒介物として存在させる。 この作業によりできたものをその場に少しの間定着させる事によって既にある風景を新しい繋がりの風景へと変化させる。そして、また、しばらくして、どこかで違う繋がりを見つけ出す。
【協力】 株式会社ユタカメイク
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011 公募大賞 特別賞
彫刻の森美術館賞
14組の公募アーティストの作品の中から審査員による審査を行い、
山本麻世さんの作品「ぬえのしっぽ」が
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2011 公募大賞 特別賞 彫刻の森美術館賞に
選ばれました。