山崎龍一 / Ryoichi YAMAZAKI
山崎龍一 / Ryoichi YAMAZAKI
1976年 / 東京都台東区生まれ / 町田市在住山崎龍一 (2002 / 東京造形大学彫刻専攻卒業、2004 / 同大学美術学科研究生修了) は、近年国内外で評価が高まっている気鋭の彫刻家。見るものとの距離を感じさせる表情をモチーフに、現代のぎごちない人間関係を表現するかのような作品を制作。
出展作品解説
作品名 : Culture-bound syndrome
敷地内全域の屋内、天井等、高い場所や見えにくい所に小作品を10点展示する
展示場所 :
六甲ガーデンテラス / 見晴らしの塔内、ホルティ内(2体)、屋外トイレ付近
ホール・オブ・ホールズ オルゴールミュージアム / 施設内(2体)
六甲ケーブル 六甲山上駅 / 駅舎内
作品コンセプト : 「人見知りで物陰に隠れている作品達を探して温かい目で見てあげてください」
この子 (作品) 達が着ている全身タイツのようなフードの服は、自分と他者との社会的接触を避ける心の壁を表している。そして、堂々と真ん中には居ずに隅っこや物陰に隠れていることで、内向的な人見知り感を漂わせている。しかし、こっそりとこちらの様子を伺うかのような行為はむしろ他者とのコミュニケーションをとろうとしている行為の表れでもある。このことは、インターネットでサイトや掲示板などの閲覧行為との類似点が見られる。自室に居ながら、見知らぬ人の出来事をこっそり盗み見ている。無関心を装いながらも他者のことが気になる。現代における人と人との微妙なコミュニケーションの距離感をこの作品達で表現したい。
主な展覧会歴
2006『Culture-bound syndrome』アングル21 / 横浜、『Culture-bound syndromeⅡ』ガレリア・グラフィカbis / 東京、2007『Culture-bound syndromeⅢ』Gallery Barco / 東京、2009『I Want to Be Loved Culture-bound syndromeⅣ』Gallery Strenger / 東京、2010『DO YOU REMEMBER ME? Culture-bound syndromeⅤ』中落合ギャラリー / 東京他、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2009 旧東下組小学校/新潟を始め、台湾、韓国など国内外のグループ展に多数出展