開発好明 / Yoshiaki KAIHATSU
開発好明 / Yoshiaki KAIHATSU
1966年 / 山梨県生まれ / 多摩美術大学大学院美術研究科修了開発好明はかねがね、発泡スチロールで彫刻や屋台、茶室などを作り、国内外の美術館や展覧会で発表を続けてきた。また、コンビニエンスストアのレシートや蛍光灯など、身のまわりにある日用品を使い、斬新な発想と際だった趣向で美術作品に変化させる試みにも定評がある。すなわち、彼の手にかかれば、あらゆるものがアートと化す。日常の中にアートを見出すことを身をもって実践しているのが開発好明である。
出展作品解説
作品名 : 暖冷蔵庫かねがね六甲山は、阪神間の人たちに避暑地として親しまれてきた。ここに着目したのが開発好明である。十数台の冷蔵庫を円形に組み、仮設建物を制作。その中に入ると、いちだんとひんやりとした空気が満喫できるという作品である。また、秋が深まるにつれ、本展の会期後半には気温も下がる。本作の外側は冷蔵庫の裏側となっているため、排熱の効果で暖をとることもできる。すなわち、クールにしてホットでもある作品だ。
主な展覧会歴
「Dia del Mar/By the Sea」 / PS1 MOMA ニューヨーク (02年) 、「ベネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展」(04年) 、「越後妻有アートトリエンナーレ」 / 新潟 (06年) など。