宮永甲太郎 / Koutarou MIYANAGA
宮永甲太郎 / Koutarou MIYANAGA
1969年 / 京都市生まれ / 金沢市立美術工芸大学彫刻科卒業宮永甲太郎はレンガと素材とした一連の作品で知られる。数多くのレンガを積み上げて造形し、レンガとレンガをつなぐ土に芝などの牧草の種を混ぜるといった手法である。発芽した草は日が経つにつれて成長し、時間の経過とともに作品そのものも育っていくインスタレーションだ。また、レンガ以外にもガラスや書籍など、宮永はさまざまな素材を駆使した作品の発表を続けてきた。だが、周囲の景観と調和させ、光景と作品を一体化させる作風が宮永の特徴である。
出展作品解説
作品名 : 揺れる風景ホール・オブ・ホールズ六甲の裏手に位置する池でのインスタレーションは、膨大な量のへらぶな釣り用の浮きを水面に配置する、壮大な試みである。
風が吹くと、カラフルな浮きがいっせいに角度を変える。波紋もさまざまな形を見せる。
そして会期終盤には、凍りついた水面に、浮きがどのような表情を示すのかも期待できる。
主な展覧会歴
「Internazionale ad Aglie」 / Castello e del Parco イタリア (06年)、「越後妻有アートトリエンナーレ」 / 新潟 (06年) など。
宮永甲太郎 オリジナルグッズ
放課後の展覧会 展覧会記録 ¥500宮永甲太郎が参加したグループ展「放課後の展覧会」のカタログ。 “浮き”を使った作品「揺れる風景」の原型とも言える作品が収録されています。
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